2月12日 「認知症×防災×演劇ワークショップ」

ぶどうの家真備ブランチです。

 

2/12(月) 今年度後期の「認知症×防災×演劇ワークショップ」5回目を開催、午後から受講者発表会を行いました。

(備中県民局の提案型協働事業です。)

 

講師はOiBokkeShiの菅原直樹さんです。

 

ワークショップと同時進行で真備復興ツアーを開催し、県内外各地から、たくさんの方にご参加いただき、豪雨災害当日の状況から、小田川の付け替え工事の進捗状況、住民の復興への思いなど、ソフト、ハード両面での復興の歩みを見ていただくことができました。

 

午後からの発表会は、認知症と防災を絡めた何だかモヤモヤする2本のお芝居を見ていただき、それぞれどこを改善すれば、もっと気持ちの良いストーリーになるか、観客を交えて意見を出し合い、お芝居を作り直して再上演、と言う流れで行いました。

 

どちらのストーリーもみんな当事者の思いなんてそっちのけ、登場人物は自己中心で勝手なことばかり言い合い、見ている方は「それはちょっと…」と一言言いたくなるような結末です。

これって大袈裟なようですが、日常の中にこんな話のタネってありそうな…??

 

相手の思い、相手の立場を思っているつもりで、実は自分の側からしか物事見えていないことってありそうです。

 

そして、少数派の意見より、声の大きい人、立場の強い人の意見に流されてしまうこともあるかも?

 

そう、声の小さい人の思いを聞くことはとても難しい…でも、その声に耳を傾け、相手を尊重しなければ、事態はますます悪化していくんだなぁと、客観的に劇を見ることで、改めて考えさせられた発表会でした。

 

今年度の認知症×防災×演劇ワークショップは、今回で終了です。ご参加くださった皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!