12月7日 認知症×防災×演劇ワークショップ

 ぶどうの家ブランチです。

 

12/7(木)今年度後期の「認知症×防災×演劇ワークショップ」がスタートしました。(備中県民局の提案型協働事業です。)

 

講師はもちろん!OiBokkeShiの菅原直樹さんです。

 

今回は初めて参加される方も多く、何をさせられるか分からないまま来られた方もチラホラ。

 

「え、私も演技するの??」と戸惑いながら、話し合いが始まり、気がついたら即席俳優として、素晴らしい才能を開花させている…これが、このワークショップの特徴かもしれません。

 

今回のテーマは「災害時、避難の声掛けに拒否をされる方の背景を考えよう」です。

 

「早く逃げないと危ないよ」「私と一緒に避難しましょう」と声をかけても、「私は大丈夫!」と、避難しない方もいらっしゃいますよね?親切な声掛けを拒否するなんて、一見、困った人、頑固者と思われるかもしれません。

 

でも、相手に避難できない事情、理由があったら?そりゃすぐに避難できないわ、と共感できたり、その気持ちに寄り添わないといけないな、と思えるのでは?

 

そんな疑似体験をするため、今回は、誰もが納得する「避難できない理由」をグループに分かれて考え、お芝居に作り上げます。

 

ペットと一緒じゃないと避難できない人、お腹が弱くて避難所に行くのが不安な人、認知症や引きこもりで簡単には避難所に行けない人、それぞれ理由を考え、即興劇として発表し合いました。

 

発表終了後、菅原さんからの提案で、それぞれのグループから、避難しなかった者同士が集まり、話し合いを始めます。どうして避難できなかったのか、避難の声掛けにどう思ったか?等を深掘りされ、避難できない人の気持ちを再確認。

 

「そりゃあ、さっきの声掛けだけでは避難できないかもなぁ」と見ている側も納得してしまう。

 

この瞬間、避難しない頑固者が、避難しなくても仕方ない人として捉えられる、見え方が変化する体験ができました。

 

この深掘り、次のワークショップに生かされるのかも??と、次回への進化を予感させ、この回は終了しました!

 

次回ワークショップは、

1/11(木)18:00〜ぶどうの家ブランチにて開催です。

そして、2/12(月)㊗︎には真備復興ツアー&ワークショップ受講者発表会も企画しています。

どちらも多くの方のご参加、お待ちしております!