小規模多機能ホームぶどうの家真備の新人スタッフ金原です。
7月2日(日)利用者の片岡さん、尾川さんと一緒にマービーふれあいセンターで開催された「まび語り部の会」に参加してきました。
片岡さんは、5年前に自宅で被災された経験を皆さんに伝える側。
質問されたことに一生懸命に返答されていて、皆さんに伝えたいことをたくさん伝えれたのではないかと思います。
尾川さんは被災していないものの、縁があって、サツキアパート(会社が運営する避難機能付き共同住宅)に入居され後にぶどうの家真備で小規模多機能型居宅介護を利用されています。
意欲的に何事にも取り組まれ、今回も午前だけの予定でしたが、午後からも参加したいと希望され、避難所生活のことも学ばれました。
被災後の様子を目で見て、詳しく話を聞かせていただいたのは、私自身初めてでした。
事業所も被災して職員も大変な中、利用者も利用者でない方も含め被災された方が生活できるよう、避難所生活のサポートをしっかりとされていました。
そして、「これからも真備で暮らしたい。」という利用者の気持ちに寄り添い、職員が一緒に今後のことを考えておられる姿が印象的でした。
その時の利用者さんである片岡さんが目標通り自宅に帰ってぶどうの家に通っておられることにも感動しています。
利用者も職員も共に「諦めない」という強い意志を感じました。
周りから見たら実現不可能な夢のような話でも、諦めずにみんなで考え実行し、たくさんの方に応援してもらって実現できるのです。
私は、まだまだ知らないことが多いですが、ぶどうの家と利用者の関わりについて、少し理解することができたように思います。
24時間の暮らしに責任をもっている小規模多機能型居宅介護サービスだからできるのだとも思いました。
どんなに大変なときでも、利用者さんと一緒に考え、取り組む。それが、ぶどうの家なのだと感じました。