火災訓練

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小規模多機能ホームぶどうの家真備です。

 

箭田のぶどうの家で、台所からの出火を想定した避難訓練を実施しました。

 

ぶどうの家真備の避難訓練はいつも予告なく突然始まります…。

(職員からのブーイングはもちろんありますが…。)

 

 いざ避難が始まると、利用者さんの反応や動きに職員も緊張感が走ります。

 

「外に出るんじゃろ。」と火の出ているはずの台所を通って外に出て行く方。「トイレ」と言われる方、

 

「私は避難せん。死んでもいいよ。」と逃げ道である通路を

 

ふさいでしまってる方…など、何度避難訓練を実施していても、想定外のことが毎回起こります。

 

予想できない利用者さんの動きもたくさんありますが、

頻繁に行う避難訓練のおかげで、その度にそれが想定内になっています。何度も実施する事で、職員も動きや誘導時の声かけについて考えるいい機会になっています。

 

 今回の炊き出しは、毎度お馴染みの野菜たっぷりのラーメン(ポーク入り)とおにぎりの炊き出しを利用者さん達と共に協力して作りました。

 

全員で炊き出しを食べながら、"火事が起きた時、

風呂に入ってたらどうする?"

 

の質問に「命が大事だからタオル巻いてそのまま外に

逃げんと行けまあ。」と言われる方や、

 

「裸は嫌じゃ。ワシはパンツだけは履かせてくれ。」

など、起こりえる場面を想定しながら、

 

逃げる大切さをまじめに、時に面白おかしく

話をすることができ、"逃げる"ことの大切さをみんなで話し合える時間がとてもよかったです。

 

 今日は気温が高くなる。との予報だったので、

 

利用者さんの体調が気になるところでしたが、

避難時はとても気持ちのいい風が吹き、

利用者さんたちの希望で、避難後も事業所の中に入らず、

みんなで歌を歌ったり、雑談で盛り上がったり、

デザートを食べたりと、しばらく外で

楽しい時間を過ごしました。

 

訪問者や通りかかった方から「避難とは思えない。楽しそう。」との声がありました。

 

 避難訓練時は、利用者さんが慌てて怪我を

することのないように、不安にならないようにと

避難訓練があることは、直前でお伝えし、

安全に避難誘導しながら"ここにも、そこにも逃げ道があるよ。"と体で覚えていただけるよう、そして反省点は次に活かせるように今後も何度でも実施していきたいと思っています。